圧接工事とはどういう工事?
2024.05.20
圧接工事は、主に建築や土木工事において使用される接合方法のひとつです。
圧接は、金属材料同士を加圧し、摩擦熱によって接合する方法で、圧接することで溶接やボルトなど他の接合方法では達成できない強固な接合が可能となります。
圧接工事には、リベット圧接(接合)やボルト圧接(接合)、クリンチングなどといった種類があります。
リベット圧接(リベット接合)は、リベットと呼ばれる金属の棒を穴に挿入し、その端を圧着して接合する方法です。主に鋼構造物や船舶の構造などで使用されます。
ボルト圧接(ボルト接合)は、名前の通りボルトを使用して部品を接合する方法で、ボルトを穴に通し、ナットを締めることで部品同士を締め付け接合します。ボルト圧接(ボルト接合)は、一般的に建築構造や機械部品などで使用され一般的な圧接工事のひとつとなっています。
板金などの薄い金属を圧接する方法をクリンチングと呼びます。クリンチングは、2枚の板金を挟み込んで、その周囲を加圧して接合します。
リベット圧接(リベット接合)、ボルト圧接(ボルト接合)、クリンチングは、どれも強固で耐久性があり、溶接など他の方法が難しい場合や、特定の状況において行われる接合方法となっています。